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ひとくちメモ


植物サイエンス
「紅葉」


ちょうの木の葉が夏の間緑色だった葉が黄色に、もみじが寒くなるにつれて赤色にかわってくる。

もともと、植物の葉の中にはいつまでも緑色にしておこうとする葉緑素と、カロチンとよばれる赤黄色の色素、クルサントヒルとよばれる黄色の三つの色素がある。

最近見てない「紅葉」葉緑素は非常に不安定で、気温が高いと元気がよく強い緑色を出すが、気温が低くなると、元気がなくなり分解してしまう性質がある。

カロチンやクルサントヒルは気温に左右されず安定した性質を保ち、葉緑素のように気温低下によって分解するようなことはない。

このため、気温が低くなる秋になると葉緑素が分解をし始め、緑色が葉の中から消え、残ったカロチンやクリサントヒルの赤や黄色が目立つて秋の紅葉となる。

紅葉が始まるのは、明け方の最低気温が約7℃以下になると、葉緑素が分解を始め、数日後に紅葉が始まるという。

ただ、この期間は場所によってかなり違う。とくに山間部では長く、平野部では早くなる。

朝の気温が7℃以下になった日から、何日目で紅葉が始まったかを調べることも参考になる。この記録をとっておくと、自分で紅葉の予測ができるようになる。

しい紅葉の気象条件。

  1. 夏が暑くて日照時間が多いこと。
  2. 夏の間に適度な降水があること。
  3. 台風などで強風に吹かれないこと。
  4. 秋になって晴の日が続き、昼と夜の気温差が大きいことがあげられる。

夏の間、天候に恵まれた年は、葉の育成がよく、秋になって気温差が大きい年は鮮やかな黄色や赤色の葉ができる。

=1997/09=



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