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ひとくちメモ


気象サイエンス
「緑と気象が空気を浄化」


月も中旬を過ぎると、桜前線は東北地方の北部に移動し、本州の各地では森や街路樹の緑の美しい季節となる。

野外に出てスポ−ツや森林欲など健康に大切な樹木の緑は、空気をきれいにする働きをしている。

都会の環境を悪化させている大気汚染の原因には、自動車の排気ガスや冷暖房の廃熱、工場から出るばい煙の中に含まれている二酸化炭素や窒素化合物などがある。

このような都会の汚れた空気をきれいにしてくれるものに、植物の緑と気象の変化がある。

まず、植物は炭酸同化作用で空気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する働きがある。この場合、針葉樹や常緑広葉樹では、緑の葉1グラム当たり2〜3ミリグラムの二酸化炭素を吸収し、その70%に相当する酸素を空気中に放出している。

特に桜やいちょう、プラタナスなどの落葉広葉樹は、新緑の頃には6〜10ミリグラムもの二酸化炭素を吸収し、4〜6ミリグラムの酸素を放出して空気の清浄化に貢献している。

なお、畳100枚分くらいの葉をつけている欅は、1日に2.3グラムの二酸化窒素を吸収する力を持っている。

この二酸化窒素2.3グラムというのは、普通乗用車が約9Km走ったときに排出する量に相当するといわれている。

象現象で空気をきれいにする三要素。

■第一の要素は・・・・雨。
空の汚れを洗い流してくれる。

■第二の要素は・・・・風。
汚れた空気を水平方向に拡散してくれる、毎秒数メートル以上の風である。

■第三の要素は・・・・晴天。
晴れた日は太陽が昇るにつれて上昇気流が発生し、下層の汚れを上空に運んで薄めてくれる。

=1997/05=



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