●農電ケーブル●

農電ケーブルは製品の特性上、漏洩電流が発生します。漏洩電流の値が漏電ブレーカの定格感度電流×1/2を超えると動作する時があります。使用している農電ケーブルの規格と数量をご確認いただき、設置環境に適した漏電ブレーカに交換していただくよう電気工事店様にご相談ください。
例:農電ケーブル3-1000を3組使用すると漏電ブレーカがときどき動作する。
 3-1000の漏洩電流6mA×3組=18mA
 漏電ブレーカの定格感度電流が30mAの場合、
 漏洩電流が15mAを超えているため動作する時があります。

一般的には電気の契約種別が異なるため使用できません。詳しくは、お客様が契約している電力会社様へ、お問い合わせください。

必要です。
土壌の水分が農電ケーブルの熱を伝え、温床の温度を均一にします。土が乾いていると熱が伝わらず、温床の温度が上がりません。水分量の目安は、「床土をかるく握って水滴がしたたる程度」です。農電ケーブルを埋設した土は乾かないよう、こまめに灌水してください。
必要です。
トンネルがないと、温床の熱が空中に逃げてしまい、温度が上りません。必ずトンネルを掛けてください。
なお、トンネルを掛けても温度が上がりにくいときは、毛布や保温性の高い被覆資材などで、トンネルを二重にしてください。 
図のように「1組ずつ」接続してください。なお、農電ケーブルは農電サーモの容量まで接続できますが、コンセントが不足する場合は、電気工事店さまへご相談ください。

農電ケーブルは、通電すると発熱構造体が振動します。その振動音は周囲環境により聞こえたり聞こえなかったりしますが、製品に問題はございません。安心してご使用ください。

農電ケーブルの発熱部分は、切ったり繋いだりできません。切断した場合は、事故防止のため使用しないでください。

農電ケーブルは必ず束を広げて、発熱線と発熱線が接触しないようにしてから通電してください。束のまま通電すると火災事故のおそれがあります。

農電ケーブルは電圧別に製品が用意されています。必ず製品の電圧と使用電圧が一致していることを確認して、ご使用ください。電圧が一致していないと、火災事故のおそれがあります。

通常の電気器具と同じように、必ず、並列接続してください。電気容量までお使いいただけます。直列接続はできません。事故のおそれがあります。

農電ケーブルは地中配線用です。
空中に配線したい場合は、空中配線専用温床線「農電園芸ケーブル」をご使用ください。

農電電子サーモを併用していただければ、設定した温度を保つよう自動運転する事ができます。その場合、農電ケーブルの電圧とサーモスタットの電圧・容量を確認して使用してください。

建築用難燃断熱材・スタイロフォーム・エアキャップ・発泡スチロールなどをお勧めします。エアキャップ(包装資材)の場合は、重ねて2~3cmの厚さがあれば充分です。いずれの場合も「透水性」がありません。とことどころに水抜きの穴をあけるとよいでしょう。

使い方によりますが、3~5シーズンくらいで交換することをおすすめします。翌シーズンに使用する場合は、被覆にキズ等がないか、よく確認してください。

 まちがった接続や不確実な接続は事故や火災の原因になります。不安な方は「電気工事店」に依頼すると安全で確実です。電気はムダなく安全に使いましょう。

 40mの農電ケーブルは極寒冷地の面積2坪未満「は種床用」として、開発した製品です。そのため、一般的な地域で使用すると仕様上、均一な床温を得られません。一般的な「は種や育苗」には、60m2坪用)または120m4坪用)の農電ケーブルをご使用ください。農電ケーブルは長さではなく面積で選びましょう 

作業効率と発熱効率に優れた平行型農電ケーブルの特長を紹介。
使いやすさ重視の平行型農電ケーブル/22-560でハウスの中に約2坪の電気温床を作ります。
温床の温度管理は農電デジタルサーモ/ND-920を使用します。
 

   

ハウス内に農電ケーブル1-500(単相100V・500W・62m)を使用した約2坪の電気温床を作ります。温度管理は農電デジタルサーモ/ND-910を使用。

 

ハウス内に農電ケーブル3-500(三相200V・500W・60m)を使用した約2坪の電気温床を作ります。温度管理は農電デジタルサーモ/ND-920を使用。

 

100V用農電ケーブルや園芸ケーブル。手軽に使えるからこそ、正しいプラグ結線方法を知ることが重要です。
 

三相200V用農電ケーブルや三相200V用園芸ケーブルに差し込みプラグを結線する方法を動画で解説。
 

●園芸ケーブル●

一般的には電気の契約種別が異なるため使用できません。詳しくは、お客様が契約している電力会社様へ、お問い合わせください。

温室を加温するのに必要な電力(電圧は関係ありません)は、
おおよそ下記の計算式によって求めることができます。
 
必要電力(Kw)=(坪数×40×温度差)/ 860
 
・坪 数:温室の面積
・温度差:(希望する温度)-(予想される最低気温)
 
以上で必要電力が求められます。
500W単位で切り上げ園芸ケーブルの必要本数を決めてください。
※ 概略1坪の温室に必要な電力は1Kw程度です。

空中配線専用の園芸ケーブルは、地中埋設使用はできません。
それ以外の園芸ケーブルは地中埋設できますが、特性上、放熱に注意を要します。

通常の園芸作業であれば、まったく問題ありません。
漏電ブレーカつきの専用電源を用意すれば、より安全です。

当社で専用の「ガイシ」を用意しています。
園芸ケーブルを「ガイシ」に固定し、園芸ケーブルが造営物に接触しないように固定してください。
「ガイシ」と「ガイシ」の間隔は、1m以内が適当です。

●農電サーモ●

地温や気温などを測る感温部(センサー)のリード線です。
アース線ではありません。また、発熱もしません。
リード線の先端にある銀色の部分(感温部)を用途にあわせて地中や空中などに設置してください。感温部の設置方法は、下記動画をご参照ください。
■参考
 

農電サーモは設定した温度に応じて接続した製品の能力を調節する製品ではありません。設定した温度で自動的に通電を「入・切」し温度を管理する製品です。設定した温度まで上がらない場合は、接続した製品の能力不足や保温力不足が考えられます。下記資料をご参照いただき設置環境を見直してください。
■参考
温床に必要な電力
温床の保温力UP

ボイラーなど暖房機の運転/停止、天窓の開/閉など、さまざまな機器の制御盤に外部サーモとして接続し、温度管理に使用します。
農電サーモの最大負荷容量以内で使用できます。接続方法はイラストをご参照ください。なおコンセントの配線工事は電気工事店さまへ、ご相談ください。
 
1-306×3枚

 
1-417×2枚
 
サーモの最大容量を超える場合は、マグネットスイッチを併用すると使用できます。特に換気扇などモーターを使用する製品は起動時に大きな電流が発生します。マグネットスイッチの接続や設置については電気工事店さまへご相談ください。
 

電子サーモは、電圧別に用意されています。
事故や故障の原因になりますので、電源電圧と電子サーモの電圧が合致していることを確認してからご使用ください。

感温部と本体は、バランスをとってあります。
温度誤差や故障の原因になりますので、感温部リード線の加工はおやめください
弊社では、有料で感温部の延長作業を行っております。ご相談ください。
感温部の届く範囲に電源を設置することを想定して設計されています。

電子サーモ内部は「防湿構造」になっていますが、「防水構造」ではありません
なるべく水のかからない環境でご使用ください。
なお、電子サーモ本体は、地上1m位にに設置してください。
地面の上に直接置かないでください。
湿度の影響で正しく機能しなくなったり、故障の原因になります。

実際に温度管理したい場所に設置してください。

・育苗箱の場合→育苗箱の土の中
・ポット育苗→苗が入っているポットの中
・直播きの場合→床土の中
・温室内→直射日光が当たらない場所

ベッドそれぞれの環境が違いますので、
1ベッドに1台の電子サーモ使用することをお勧めします。
電気容量的には、電子サーモの容量まで負荷を接続することは可能です。

農電サーモの動作温度幅は1.2℃〜1.5℃以内です。
(品番によって異なるため製品詳細をご参照ください)
 下記の方法で動作確認をお願いします。
 注)温度計にも誤差がありますので、ご理解ください。
 
■準備するもの
 温度計、輪ゴム、コップ、水(約10℃)、お湯、冷水
 
■農電サーモの設定
 切替スイッチ・・・H
 設定温度・・・・・20℃
 
■確認方法
 1:農電サーモの感温部と温度計の感温部を輪ゴムで固定します。
 2:コップの中に約10℃の水を入れ、その中に感温部を入れます。
 3:コップの中に少しずつお湯を加えていきます。
 4:設定温度の20℃付近で通電ランプが消灯することを確認します。
 5:4のコップの中に少しずつ冷水を加えていきます。
 6:設定温度の20℃付近で通電ランプが点灯することを確認します。
 
  ※ 20℃設定の場合、19℃〜21℃程度の温度幅で動作すれば正常です。
 
■上記の手順を動画でご覧いただけます。

■動作温度幅:1.5℃以内
 例)設定温度:25℃、切換スイッチがHの場合
   24.25℃未満で通電します。
   25.75℃を超えると通電をやめます。

農電サーモの差込コンセントが通電しているか確認してください。
 
1ND-610ND-810ND-910など100V製品の場合。
  テスターなど測定器で通電の有無を確認。
  携帯電話の充電器など100Vの電気製品を接続し通電の有無を確認。
 
2ND-620ND-820ND-820HBND-920など200V製品の場合。
  テスターなど測定器で通電を確認。
 
通電がある場合▶︎農電ケーブルの不具合が考えられます。
通電がない場合▶︎農電サーモの不具合が考えられます。

感温部はどこへ設置してますか?

農電サーモの感温部を適切な場所へ設置することで苗づくりはかわります。
いま一度、感温部の設置場所を確認してください。苗半作が実感できます。 

 
   
離れた感温部の温度がサーモ本体で確認できる。
優れた温度管理と使いやすさを活かした「農電デジタルサーモ」その特長をご紹介します。
 
   

冬だけでなく夏にも使える農電サーモ活用例。
 

お湯と水で高い温度精度を簡単に確認できます。 
 

●農電園芸マット●

一般的には電気の契約種別が異なるため使用できません。詳しくは、お客様が契約している電力会社様へ、お問い合わせください。

電園芸マットの表面温度は、周囲温度+20℃です。(※断熱材併用)
例:農電園芸マットの周囲温度が10℃のとき表面温度は約30℃です。
周囲温度によっては農電園芸マットの表面温度が体温より低いので、手を置いても温かさを感じません。農電園芸マットの「ぬくもり」を確認するには、こちらの動画をご覧ください。
 

 
必要です。
トンネルがないと、温床の熱が空中に逃げてしまい、温度が上りません。必ずトンネルを掛けてください。
なお、トンネルを掛けても温度が上がりにくいときは、毛布や保温性の高い被覆資材などで、トンネルを二重にしてください。

「タネから育てよう」と考えているあなた。
寒い時期のタネまきは、むずかしいと思っていませんか?
そんな悩みをかんたんに解決する、まほうのアイテムを紹介します。
でおなじみの農電園芸マットは、かんたんに育苗ができる魔法のアイテムです。どれだけ簡単なのか、あなたの目で確かめてみませんか?
 

   

「パットひろげてスグぬくぬく」で、おなじみの農電園芸マットは、かんたんに育苗ができる魔法のアイテムです。どれだけ簡単なのか、あなたの目で確かめてみませんか?
 

    

あたたかい?
あたたかくない?
農電園芸マットのぬくもりを「あなたの手」でたしかめましょう。
 

    
もったいない!

農電園芸マットを使用した温床の保温力を上げるポイントを紹介します。
3つのポイントを参考に温度を効率良く上げて無駄な電気を省きましょう。
パッとひろげてスグぬくぬく

 
    
農電サーモの最大負荷容量以内で使用できます。接続方法はイラストをご参照ください。なおコンセントの配線工事は電気工事店さまへ、ご相談ください。
 
1-306×3枚

 
1-417×2枚
 
地面に直接設置する一般的な育苗ベッドであれば法規上アースは不要です。しかし高設ベンチや隔離ベッドなど電気的に大地(地面)と絶縁された環境で農電園芸マットを使用する場合、アース(接地)することで、より安全に使うことができます。
 

省エネルギー効果/発熱効率を考えた場合、断熱材を併用することを強くお勧めします。
●断熱材の材質と量
 1.住宅用断熱材……2〜3cm厚
 2.エアキャップ……重ねた厚さで2〜3cm厚

火災事故になります。必ず広げてご使用ください
安全のため、温度ヒューズが内蔵されています。

購入時と同じような大きさにたたんで、保管してください。
無理に折り曲げると発熱線を損傷するおそれがあります。ご注意ください。

水中での使用はできません。
植物栽培する範囲では、問題ありません。

農電園芸マットは、通電すると発熱構造体が振動します。その振動音は周囲環境により聞こえたり聞こえなかったりしますが、製品に問題はございません。安心してご使用ください。

農電電子サーモを併用していただければ、
設定した温度を保つよう自動運転する事ができます。
その場合、農電園芸マットの電圧とサーモスタットの電圧・容量を確認して使用してください。

●マルチトンネルカッター●
株間40cmまで使えます。
 

構造上、「刃」の交換はできません。
ノコギリや包丁と同じようにお考えください。

マルチやトンネルに直角に刃をあてて押してください。
その際、回す必要はありません。
また、フイルムのたるみの少ない朝、または、夕方が適時です。